• Oct
  • 21
  • 2008

『ミッキーマウスの憂鬱』(松岡 圭祐 著)を読んだ

ディズニーランドのバックステージで働く人々の3日間を描く青春小説。
取材力に定評があるといわれる松岡 圭祐だけに、かなりのリアリティで描かれる巨大テーマパークの現実。噂で聞いたことのある裏側も鮮明に描かれて、読んでいるうちについ"小説”(=フィクション)であることを忘れて、これがディズニーランドの現実なのかと思ってしまう。

うーん、と唸るくらいしかできないリアリティ。

しかし、ディズニーランドの裏側を暴くといった内容ではない(フィクションだし)。

ディズニーランドという夢の国で働けることに希望を抱く21歳の青年。夢にまで見た職場の現実に愕然としつつも、ある事件をきっかけに、ディズニーランドの裏方として働くことの意義に目覚めていく。秘密のヴェールに包まれた巨大テーマパークの"バックステージ”を舞台に繰り広げられる前代未聞の青春物語。

という、愛にあふれるさわやかな話である。

「フィクションだからね、念のため」と念を押したい一冊。

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