• Aug
  • 07
  • 2008

『西の魔女が死んだ』(梨木 香歩 著)を読んだ

と言ってももうだいぶ前の話なんだけれど、しばらく更新してなかったので振り返って書いてみる。

「新潮文庫の100冊」のキャンペーンで、2冊買うとエコバッグをもらえるというので、新装版『こころ』と、長考したあげく『西の魔女が死んだ』を買った。ミウィ橋本で。

正直、他にめぼしいものが見当たらなかったのと、映画も話題になっていたし、話の種にはちょうど良いかと思っただけで手に取ったので、期待してなかった。


いやぁ、危なかった。ジーンときたね。外で一人むせび泣く30オトコなんて気持ち悪いから相当こらえた。

手書きPOPには「絶対、泣ける」みたいなことが書いてあって、主人公も女の子だし、泣かされてもどうかなと、オトコとしては(笑)


学校に行けなくなってしまった少女・マイは、田舎のおばあちゃんの家にしばらく滞在することになる。おばあちゃんはイギリス人。ある日、おばあちゃんが魔女の家系であることを聞き、その手ほどきを受ることにする。規則正しい生活をしたり、畑仕事をしたり、ジャムを作ったり、地味だけれど自然を身体いっぱいに感じる“魔女修行”の中でマイはだんだん癒されていく。


春から夏に移り変わる田舎の光景がとても気持ちいい。ちょうど「ぼくのなつやすみ」みたいな雰囲気で、子供の頃に田舎で遊んだ記憶がよみがえって、とても懐かしい感じがする。
奥さんは「このおばあちゃん家に行きたい」と言っていた。俺も行きたい。そして魔女修行がしたい。

少女の話だけれど、その気持ちの揺らぎなんかは、女性はもちろん、男が読んでもわかるところがあると思う。そして感動的だ。

児童文学なのかと思うほど平易な文で書いてあってとても読みやすい。
とりあえず買って読んどけと言いたい一冊。


西の魔女が死んだ (新潮文庫)
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