• Apr
  • 22
  • 2008

アントニィ・バージェス選集版『時計じかけのオレンジ』を手に入れた

時計じかけのオレンジ

『時計じかけのオレンジ』といえば、スタンリー・キューブリックによる映画が鮮烈で、強烈に印象に残っている。その原作者であるアントニィ・バージェスによる小説を読んでみようとあちこち探すと、どうも2種類あるらしい。

いずれも早川書房から出版されており、現行のものは文庫で発売されている。しかし、文庫版では最後の21章(第3部7章)が省かれているという。

なんでもアメリカ版の出版の際に、理由はよくわからないが21章が削除された状態で出版され、その後1986年にW. W. Norton & Companyによって21章が追加された版が出版されるまでそのままだったようだ。

キューブリックによる映画化にはこの21章が削除された版が使用されたらしく、映画『時計じかけのオレンジ』を見たバージェスは、1974年のPlayboy紙上のインタビューで、「この映画には数々の不満がある、特に結末の部分がいけない。キューブリックは最後の章を読んでいないのではないか」と語っているという(アントニィ・バージェス選集2『時計じかけのオレンジ』訳者あとがきより)。

日本語訳版では、早川書房のアントニィ・バージェス選集2『時計じかけのオレンジ』がこの21章を追加して出版されたが、現在は絶版となっている。現在も入手できる文庫版は、映画原作という位置づけのためか、未だ21章は収録されていない。

という訳で古本を探し出して購入。キューブリックの映画原作としては20章まで、バージェスの意図としては21章までと2度おいしい小説だ。

最後の章があるとないとでは結末の印象が大きく変わるらしいので、とても楽しみ。

ハヤカワ文庫から出ている文庫版は普通にアマゾンとかで買えます。

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小説を読んだら買ってもう1回見ようと思っているDVD。バージェスの意図と違う映画になったとはいえ、鮮烈な印象を残す歴史的作品であるのは間違いない。

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肝心の21章を収録した早川書房「アントニィ・バージェス選集2『時計じかけのオレンジ』」は、東京・表参道にあるカフェ「store」においてあるそうなので、近くに住んでいる人は足を運んでみるといいかも。


表参道が遠い、絶版本を探す意欲はありません、という人は独自に翻訳しているこちらのサイトを読んでみるといいかも。

時計じかけのオレンジ 第21章翻訳

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