- Dec
- 17
- 2007
『生物と無生物のあいだ』(福岡 伸一著)を読んだよ
だいぶ前に、404 Blog Not Found:書評 - 生物と無生物のあいだを観て、衝動買い的に買った一冊(読み終わってからもだいぶ経つ)。
分子生物学の本で、生き物に興味をもったことのある人は普通に読み進められるくらい平易な文章で書かれてこ気味のいい一冊。
しかし!それで終わらないのがこの本だった。
404 Blog Not Foundさんの書評のとおあり、まさに感無量。無力感というかなんというかもう涙出てくる。感動して。
たしかにこの福岡 伸一さん、文章上手いし、子供の頃を回想する描写はノスタルジーあふれてて、世代の違う自分でも情景がありありと浮かんでくるあたり、科学書じゃなくて小説読んでるのかと勘違いしてしまうくらいだ。
簡単に言えば「生命の神秘とその秘密を解明しようとする科学者の話」なんだけれど、科学者が苦労して積み上げた努力の結晶が一瞬で崩れていくようなくだりとか、悲しいんだけれど著者はさっぱり書いてたりしてそれがまた悲しい。本当に気の効いた小説みたいによくできた話だけれどノンフィクション。
物語は野口英世の話やら、DNAの発見の話を交えつつ、著者の抱えるタンパク質の研究の話に至り、そして終盤のクライマックス、マウスの実験のくだりにはただ感動するばかり。いや、マジに目頭が熱くなる感じ。「追いついた!」と思ったら結局掌の上だったみたいな気分だったろう著者の想いがまた感動するんだけれども、404 Blog Not Foundさんに習ってここはもうぜひ本書を手に取って確認してほしい。
誰かが「生命を創った」なら、そいつすごいヤツだなと思う一冊。
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)講談社 (2007/05/18)
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おすすめ度:
4.0
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- Auther
- ken
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