- Oct
- 23
- 2007
いまいち使いこなせないものはデザインがダメっぽいことについて
デザインを広い意味でとらえると、かなりいろいろな事柄に及ぶことになる。それらを一言でくくると「コミュニケーション」で、デザインという分野は、よく「コミュニケーション・デザイン」という大枠で囲われていたりする。
印象として「デザイン≒コミュニケーション媒体づくり」という感じかと思う。「お前それ身振りとか言葉とかもかよ」とか言われそうだけれど、極論すればそういうことかと思う。
もちろん“広い意味で”という条件付きなので、実際に様々な事や物のデザインというと、いわゆる狭い意味でのデザインというところに落ち着いてくるわけだけど。
けれどもデザインを仕事にしている人たちは、あるもののデザインが優れているかどうかを判断するときに、できるだけそのデザインを広い意味でとらえて評価しようとする。そして逆に、なにか使いづらかったり、分かりづらかったりするダメなものを見つけると、デザインに問題がないか、もっと良くする方法はないか確かめようとする。
一種の職業病みたいなものだけれど、優れたデザイナーと言われる人たちは、常にこういう視点で物事をとらえていて、その問題がたとえ“狭い意味でのデザイン”の領域から大きく外れていようと、それをデザイン(狭い意味)の力で解決できると考えて、さらに見事に解決してしまったりする。
このあたりはなかなかマネのできないところなんだけれど、視点は広義のところにあって、実際は狭義のところで解決していくというところがすごいわけだ。もちろん経営的な問題とかはさすがにデザイナーには解決不可能なんだけど、広義視点の論理で経営者を口説き落とすような海千山千のデザイナーもいたりするはず。狭義とは言うもののそういうデザイナーの「狭義」とは、限りなく広義に近いってことか。しかもこれはデザインだけじゃなくてあらゆる分野で言えそうだな。
世の中には優れたデザインのものがあちこちにあるけれども、普段普通の人がそれを意識することは少ない。あまりにあたりまえに存在しているので、デザインがそこに関与しているなどとは意識しないものだ。同じく、ダメなデザインのものもあちこちにあって、これも意識されず、あたりまえに存在している。
「私は機械音痴だから」と言う人の機械音痴の原因の7割くらいはデザインが悪いんじゃないかと思う。そのくらいあたりまえにダメデザインが氾濫している。うちのケーブルテレビのSTBのリモコンも最悪だ。
それを自分が優れたデザインに昇華できるのかというと、なかなか難しいと言わざるを得ないのだけれど、それでも盲目的に自分が悪いと思っている人たちへ「そんなことないんだ」って伝えられればいいじゃないかってことで、結局のところ、Movable Type 4 の使いにくさはデザインのダメさにあるんじゃないかとw
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- Auther
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