- Oct
- 21
- 2007
振替乗車票をはじめてもらったこと

今週末は風邪で寝込んだ。家でケータイのゲームしかやってないので、先日生まれて初めてもらった振替乗車票について。
先日の朝、改札付近に駅員を取り巻くかたちの人だかりがあった。普段通勤のために駅に行く時刻は10時前後で、人はまだいくらか多いものの、人だかりとなるとなかなか見ない。気にはなったものの、遅刻してはと人だかりを横目に改札を通り、駅のホームを通勤に使う路線の方へ足早に向かう。この駅は2路線の電車が通っているので、僕が普段使う路線へ行くには、別の路線のホームを端から端まで歩かなくてはならない。
ホームの中ほどで、控えめなアナウンスが耳に入る。あまりに小さいので、立ち止まらないと聞くことができない。なんと、この駅の僕の使っている路線のホームで人身事故があったらしい。全線運転を見合わせているという。聞いておいて良かった。
急遽、今いるホームの電車に乗ることにした。運のいいことに、いつも使っている経路よりもこちらの方が速かったりするのだ。後は振替輸送の問題だけだ。なんといっても生まれて初めての経験だ。普通に運賃を支払うという選択肢もあるが、せっかくなので体験することにする。来た電車に乗り、ひとまず終点のターミナル駅までいく。
駅では改札の駅員へ長蛇の列ができている。最後尾に並ぶが、よくよく見てみると、どうやら僕の乗り換えの改札ではないらしいので、誰も並んでいない改札の駅員のところにいく。定期を見せつつ「電車が止まっているんで、こっちの経路で築地までいきたいんですけれど」と伝えると、すぐに写真のような「振替乗車票」というものをくれた。
かなりレトロなデザインで感激する。電車が遅れたときに改札でくれる「遅延証明書」というものがあるが、あれを見たときの印象に近い。紙が黄ばんでいて、デッドストックとして大量に保管してあることを伺わせる。書体に活字か写植のような味があるのは、本当に活字か写植で組まれたからだろう。紙は切符よりも遥かに分厚いボール紙で、ちょっとしたプロダクトと言っていいくらいボリュームがある。このまま持ち帰りたい衝動に駆られるが、ここは最後まで利用しようと思う。
着駅の欄に何も書かれていないのは、デザインされたときの意図通りに運用されていないからだろう。おそらく、着駅をいちいち聞き出して記入するよりも、とっとと渡してしまって乗客にゆだねる方が様々なコストが低く抑えられるだろうし、乗客が行列になる要因もいくらか減らせるだろう。
発券当日限り有効となっているが、これも何の表示もない。おそらく着駅と同じような理由だろうかと思う。緊急を要するような発券作業に、いちいち日付や着駅などのバリエーションの多い作業をやっていられないのだろう。
対して発行者名(駅名)はしっかり印字されている。これはあらかじめ印字できるからだろう。
さて、改札を出て、別の路線の改札へ向かう。事態を把握しているのか、振替乗車票を見せるだけで改札を開けてくれた。しかし、このあと問題が発生する。乗り換えはもう1つあるのだが、ついうっかり改札を出るときにpasmoをタッチして改札を出てしまった。意味なしw
やむを得ず、改札へ戻り、振替乗車をする旨を伝えると、引かれた金額を返してくれた。しかし、このイレギュラーな事態だからだと思うが、はじめからすべての経緯を説明するはめになってしまい、振替乗車票の役割を完全には体験できず、肝心の振替乗車票もここで回収されて終了。次の路線は定期の区間内なのでまぁ当然の措置か。
しかし、振替乗車票を見せて通っていればいいけれど、今回のように間違えて改札を通ってしまうと、振替乗車を行った路線はなんかめんどくさいことになりそうだな。
まとめ。
乗車票はかなり前に大量に印刷されて、当時のデザインのまま今まで運用されていたのだと予想できる。その都度増刷していたとしても、多少意味を成していないデザイン(着駅、日付)はあるものの、運用に際して大きな問題はなく、デザインも変更されずに今まで使われている。他の鉄道の振替乗車票を知らないので、他ではすでに新しい方式が運用されているのかもしれない。
振替乗車票は、間違えて改札を通過したりせずに、きちんと見せていれば、たぶん意外にすんなり改札を通れるパスポートのような感じ。
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- 18:28
- Auther
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