- Jun
- 24
- 2007
『Ashes and Snow』をみたよ

先週泣く泣く見逃した、グレゴリー・コルベールの『Ashes And Snow』を観た。
まず観たかったのが、坂茂が設計したこの仮設美術館「ノマディック美術館」(先週は、行列に圧倒された観そびれたw)。

これは現地でレンタルしたコンテナを152個だか積み上げて、坂茂のオハコである紙管の柱とトーラスを使った不思議な建築。でも通気が良くないのか人が多すぎるのか、中は暑すぎた。でも、むき出しのコンテナと紙管の柱と、板張りの床と、粒の大きな砂利を敷き詰めた展示スペースなど、あまり体験したことのない雰囲気で良かった(人が少なければ…)。
世界各地を巡回するにあたり、現地でコンテナを調達し、返還してまた次へ移動するという移動美術館であることが、この『Ashes And Snow』のコンセプトである「旅」にピッタリということらしい。
実はこの展覧会がニューヨークで話題だった頃、写真集(展覧会作品集)が欲しくてわざわざ高い送料払って取り寄せたという経緯があるのだけれど、その時のようなどうしようもない気持ちはあんまり感じなかった。人が多すぎたのと、暑すぎたのと、映像作品が長過ぎたのが原因かと。
写真はでかい和紙にプリントされていて、なかなか良かった。やっぱり写真集なんかより、でかくプリントされてる方がグっとくる。美術館の雰囲気ともよく合ってたし。
ただ、映像は正直微妙な感じだった。野生動物の生息地を巡って、動物と人とが対話する、その瞬間を切り取った作品。という神秘的ですらある作品の印象がだいぶ薄れて、作為的な部分があらわになっている感じがした。ただ、クジラとコルベールがいっしょに泳いでいるシーンは圧巻。
で、あらゆる美術館、テーマパーク、観光地のセオリー通り最後にお土産屋さんに行き着くのだけれど、ロレックス・インスティテュートが支援するにふさわしく(?)、¥3,500,000もする写真集“コレクターズ”セットみたいのが売っていたり、一般をターゲットにしたらしい“プレミアム”セットは¥100,000だったりした。
ファンタジーの世界を旅した気分も、最後は現実に戻されて終了。
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- Auther
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