- Oct
- 22
- 2006
『赤・黒(ルージュ・ノワール )―池袋ウエストゲートパーク外伝』と『電子の星―池袋ウエストゲートパークIV』を読んだよ
『池袋ウエストゲートパーク』、 『少年計数機―池袋ウエストゲートパークII』、『骨音―池袋ウエストゲートパークIII』ときて、文庫で出ているのはこの2つで最後。
『赤・黒』は、外伝というだけあって、“サル”こと斉藤富士男が、この作品の主人公である小峰渉とともに、池袋のカジノバーを舞台に活躍する。日本ではなじみの浅い、しかも非合法に運営されている“カジノ”や、それにまつわる金の流れなど、なかなか男心をくすぐってくれる話だw。
また、文庫の最後の森巣 博による解説が面白くて、日本で公然と行われている非合法ギャンブル“パチンコ”の、カジノとの控除率の違い、警察との癒着の噂、などが簡単に説明されている。
森巣 博の著書はこんな感じ(Amazon)。
『電子の星』の表題作は、週刊少年マガジンでも漫画になった作品。謎の人体損壊映像DVDと、池袋の新興SMクラブにまつわる話。グロい物好きにはたまらないだろう内容だけれど、実際はグロいシーンの描写はそれほどグロくない。
池袋ウェストゲートパークシリーズには、物語中に様々なクラシックの曲が登場するが、この『電子の星』にきて、物語とクラシックの曲の関係が極まった感じがする。自分は、この『電子の星』に登場するバルトークのオペラ「青髭公の城」を残念ながら知らなかった。この曲を知っていれば物語にももっと深みを感じられた気がする。
文庫の解説者は作曲家の千住明で、池袋ウェストゲートパークシリーズに登場した楽曲をまとめてくれている。
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