• Sep
  • 19
  • 2006

『太陽 The Sun』を観たよ

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『太陽 The Sun』を観た。1945年の終戦間際から、約半年間の昭和天皇を描いた映画。監督はロシアのアレクサンドル・ソクーロフ。この監督は他にもヒトラーやレーニンを題材に映画を撮っているそうだ。

この映画、淡々と天皇の日常生活を描いていて、原爆も、終戦も、この手の映画につきものの戦争の描写はほとんど出てこないし説明もない。ただひたすら昭和天皇の私生活を描くのみである。午睡をしている天皇が見る東京大空襲の悪夢が、数少ない戦争描写の一つだけれど、これが悪夢と呼ぶにぴったりの映像ですごくいい。

「神格」を有していながらただの人である天皇を見事に演じるイッセー尾形がいい。ときおり「あ、そう」とつぶやくのが、悲しくも滑稽な、微妙な雰囲気が出ていて印象的。しかも似ている。侍従長の佐野史郎と、老僕のつじしんめいの演技もとてもいい。桃井かおりもちょっとしか出てないけれど、微妙な表情の揺れで魅せるところはやはり女優だ。

しかし、あらためて自分の国の歴史をほとんど知らないんだなぁと思った。

あと、銀座シネパトスは電車の音が響くので、映画に妙な雰囲気が出てたw

太陽 The Sun

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