• May
  • 31
  • 2006

グッドナイト・アンド・グッドラック(Good Night, and Good Luck)

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1950年代アメリカ。ジョセフ・マッカーシー上院議員を筆頭に、共産党員とその同調者を排除する、いわゆる「赤狩り」が行われていた。マッカーシズム呼ばれるこの一連の動きは、アメリカ全土を恐怖に陥れ、メディアさえもが閉塞的になっていく。
そんな時代にジャーナリストのエド・マロー(エドワード・R・マロー)は、自身の報道番組「See it Now」の番組内でこのマッカーシズムに真っ向から戦いを挑む。

GWを利用して読破した『ダヴィンチ・コード』の映画が公開されたものの、あまりに込んでいるので『グッドナイト・アンド・グッドラック』を観ることにした。鳥越俊太郎氏が朝のテレビ番組でこの映画を薦めていて、これはぜひ観てみたいと思っていた映画だ。

惜しくもアカデミー賞からは漏れてしまったけれど、作品としては申し分ない。というか『クラッシュ』(見てないけど)を押さえて作品賞をとってもおかしくなかったんじゃないかと思う。

この映画、本筋はもちろん面白かった(テーマが重くて知らないと若干難解だけど)けれど、当時の時代背景が垣間見れるのが興味深かった。例えば「See it Now」の番組中、マローは煙草を吹かしながら原稿を読んでいる(!)し、会議中の部屋はタバコに煙っている。要所に挿入される当時のTVCFなども、今のように日々消費されていくCFという感じはせず、のどかである。そして社内結婚のエピソードがスパイスになっていて面白かった(経験者としては)。

まとめると、悪政とジャーナリズムと商業主義と社内結婚みたいな映画かな。


エド・マロー役のデビット・ストラザーンがかっこ良すぎる。ジョージ・クルーニーは、ストラザーンの魅力に主役を演じるのをやめたとか。ジョージ・クルーニーは、マローを支えるプロデューサー役。これが渋くていい(監督・脚本も)。シーンの変わり目で流れるダイアン・リーブスの歌もとても心地よい。


「グッドナイト・アンド・グッドラック」というのは、マローが「See it Now」の終わりに必ず言う締めの文句で、当時の人は「グッドナイト・アンド・グッドラック」と聞けばまずこの番組を思い浮かべるというほどだったらしい。報道番組ながら、日本でいえば「いいとも」くらいの浸透度だったということかもね。

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